パニック障害は脳の誤作動によって起こる


パニック障害は脳の誤作動によって起こる


セロトニン系神経のネットワークの誤作動が原因?


パニック障害の原因についてはまだはっきり解明されていませんが、脳内の神経伝達物質のネットワーク機能い異常が生じて起こる、という説が有力です。


神経伝達物質は、スムーズな情報伝達に、重要な役割を果たす化学物質ですが、パニック障害に関係があると考えられているのは、ノルアドレナリンとセロトニンです。


本来、ノルアドレナリンは、生命が危機に瀕したときに、脳の青斑核という部分から分泌されるものです。

ところが、この青斑核がなんらかの原因で誤作動を起こし、なんでもないときに作動して分泌してしまうことから、さまざまな症状が出ると考えられています。


ノルアドレナリンが分泌されると、生体を守る機能がいっせいに働きだし、自律神経が異常に興奮します。そのため、バランスが崩れ、動悸やめまいなどが起こるのです。

また、その興奮が不安や恐怖などの感情と深く関与している大脳辺縁系にも伝わることから、危険もないのに不安や恐怖を感じるのだと考えられています。


セロトニンとの関係についてはまだ詳しくはわかりませんが、やはりセロトニン系神経ネットワークの誤作動が恐怖や不安を誘発するといわれています。


困ったときのセロトニン補給はリラクミンSeで。


主婦と生活社
「私のパニック障害」患者から学ぶ安心生活の方法
ほほえみの会代表 野沢真弓著
山梨大学医学部精神科神経科講師 山田和男監修
P53 より引用
 

FX業者