パニック障害は広場恐怖とうつ病を併発する


パニック障害の一般的な経過と診断の条件


一般的には、パニック障害は次のような経過をたどります。


@予期しない突然のパニック発作を繰り返す

A何度かパニック発作を繰り返す

Bまた発作が起きたらどうしようという予期不安が強くなる

C発作が起きた場所を避けるようになる

D広場恐怖を併発し、行けない場所が増えてくる

Eうつ病を併発する


このように、パニック障害はパニック発作から始まるわけですが、パニック発作が起きたからといって、必ずしもパニック障害とは限りません。他の精神疾患や非常に緊張する場所などで、パニック発作をおこすこともあるからです。


パニック障害と診断される条件は次のようなものです。

・予期しないパニック発作を繰り返す

・最初の発作後1ヶ月以上いわたって予期不安が続くか、行動に大きな変化が見られる

・からだの病気や薬物などによって引き起こされたパニック発作ではない

・他の精神障害にはあてはまらない



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主婦と生活社
「私のパニック障害」患者から学ぶ安心生活の方法
ほほえみの会代表 野沢真弓著
山梨大学医学部精神科神経科講師 山田和男監修
P41 より引用
 

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